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にゃんこ大戦争の評価

   

駄文シリーズ第二弾。

本日レビューするのは「とびだす!にゃんこ大戦争」

以前、ios 版のにゃんこ大戦争をやったことがあるが、つまらなくてすぐやめた。
私はソシャゲが嫌いだし、ゲームの序盤というのはやれることが少なくて、つまらないのはある意味当然だったりするので、これだけではにゃんこ大戦争そのものの面白さが判断できない。
すぐに止めはしたが、高評価しているユーザーが多かったので、ずっとにゃんこ大戦争のことが気になっていた。
それから数年後、3DSで買い切りソフト(追加課金無し。3DSで言うところのダウンロードコンテンツ無し)のとびだす!にゃんこ大戦争が発売されたので改めてやってみようと思った。

そしてやっぱりつまらなかった。

一応ゲームとして遊べるし、完成度が低いわけではないので、クソゲー呼ばわりするほどではないにせよ、どうしようもなくつまらない。
しかし、「にゃんこ大戦争 つまらない」で検索しても、私と同じような感想を抱いている人が見つからない。
この状態に恐ろしさを感じ、今回のレビューを書くことに決めた。

良い点

立体視

3DSなので3D表示ができるが、とても綺麗。
本当に飛び出しているくらいの立体性。
今までやった3DSのゲームの中ではトップクラスの立体視だと思った。
ただ、私は目に悪いので、3D表示は最初の確認以外、一切しないが。

悪い点

ジャンル頼み

皆さんは、にゃんこ大戦争のゲームジャンルはと聞かれたら、どう答えるだろうか。
必ずしもこう呼ばれるというわけではないようだが、このようなゲームはゲーマー界では一般的にワンラインタワーディフェンスというらしい。
ワンラインタワーディフェンス自体は、ブラウザゲー全盛期(2009年前後?)にやったことがあるが、私がこのジャンルをそう呼ぶと知ったのは最近だ。
個人的には、タワーを使ってディフェンスするのがタワーディフェンスなので、動くユニット(このデームではにゃんこたち)でディフェンスするのはタワディフェンスではないと思うし、ワンラインタワーディフェンスと言われて想像するのは、EightDefender'sなのだが、そう呼ぶ人が多数ならば私もそれに従おう。

このようにジャンル名すらおぼろげだとうことは、ワンラインタワーディフェンスをやったことがある人は少ないのだろう。
ということは初めてのワンラインタワーディフェンスがにゃんこ大戦争だと言う人が多いはずだ。
事実として、これよりも先に初作がリリースされたカトゥーンウォーズをにゃんこ大戦争のパクリだとか言うやつがいる。

今までワンラインタワーディフェンスを知らなかった人が、初めてにゃんこ大戦争をやったら、それは面白いだろう。
誰だって未プレイジャンルのゲームを初めてやったら面白いに決まっている。
これはにゃんこ大戦争が面白いのではなく、ワンラインタワーディフェンスが面白いだけだ。
つまり、もっと面白いワンラインタワーディフェンスを経験済みの人からしたら、にゃんこ大戦争は全然面白くはない。
要するに、にゃんこ大戦争の高評価は未経験補正に頼り過ぎではないかということである。

戦略性の無さ

ワンラインタワーディフェンスの戦略といえば、挑戦するステージに合わせてユニットをどう編成するかというところが大事だが、このゲームはただ強い奴を選んでおけばそれで良い。
このゲームには膨大な数のユニットがいるが、どれもグラフィックとパラメーターが違うだけで、基本的に目の前の敵を殴ることしかしてくれない。
辛うじて遠距離と範囲攻撃がある程度。こんなんじゃ戦略も何もあったもんじゃない。

作業ゲー

戦略性がないので、やることは基本となるものの強さ(ユニット生産速度や、戦闘中のお金の増加)を上げるか、強いユニットを入手するかのどちらかとなる。
前者はステージクリア後に確率ドロップのお宝を集めなければいけないので、同じステージを何度もやり直す必要がある。
後者はガチャを回すために猫缶を貯めなければいけないのだが、猫缶もステージクリア後にランダムで手に入るので、これもやはり同じステージを何度もやり直す必要がある。
稼ぎ作業が全て悪いとは言わない。効率の良い稼ぎ方を探すという楽しみ方もあるからだ。
しかしこのゲームに効率化の余地はない。本当に単純作業の繰り返しを強いられる。
私にとってそんなものは苦行でしかない。
なぜ楽しむためのゲームをプレイして、苦痛を感じなければいけないのか。

笑いのセンスが子供向け

オープニングのとんでもなく寒いテキストや、マッチョの神様など、ギャグセンスが恐ろしく低い。これで笑えるのは小学生までだろう。
子供向けの笑いが悪いとは言わないが、子供しか笑えないネタは私は嫌いだ。
これはゲームの本質的な面白さとは関係ないので、どうでもいいことかもしれないが、もしかしたら笑いのセンスとゲームデザインのセンスは関連する部分があるのかもしれない。

まとめ

私は2章の途中までやって、あまりのつまらなさと、これ以上やっても面白くなる気が全くしなかったので、途中でやめた。
確認のため、ニコニコのプレイ動画で最終戦のちょっと前辺りから見たが、やはりやっていることは同じだった。
ゲームに高い戦略性を求めている人や、廃人基質を持っていない人に、このゲームは無理だろう。

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