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ポケモンX・Yの評価

   

駄文シリーズ十三弾

本日レビューするのは「ポケットモンスター X・Y」
私がプレイしたのはYの方なので、このレビューもそっちについての。
何故Yを選んだのかと言うと、リザードンがYのメガシンカの方が正当進化っぽい気がしたから(タイプも炎飛行のままだし)。

良い点

ローラースケート

スライドパッドでローラースケート移動ができ、自転車に乗るほどではないちょっとした移動の際には便利。
更に、スライドパッドを後ろに入れたた後、すぐに前に入れれば急加速ができて、爽快感のある移動ができるのは良い。

フェアリータイプの追加

タイプが増えればそれだけ戦略の幅が増すはずなのでフェアリータイプが追加されたのは良いことだと思う。

ポケパルレ

タッチペンを使って撫でたりおやつを与えたりして、ポケモンを可愛がれる機能が追加された。
私はそういうものには一切興味が無いので使わなかったが、こういうのには一定の需要があるだろうし、これでちょっとした育成ゲーム的な感じで楽しめる人が増えるのは良いことだろう。
もう少しゲーム性を足せそうではあるが、単純にポケパルレというものが追加された事自体は評価したい。

スパトレ

私にとってポケモンのゴールは、ゲーム内に出てくる一番強いトレーナーに勝つことなので(金銀で言うところのレッドを倒したら)、努力値というものには興味が無いのだが、廃人勢にとってはスパトレで努力値を稼げるようになったのは、相当嬉しいことではないだろうか。
また、ポケパルレと違いスパトレという3Dシューティングミニゲームは、それ単体でそこそこ面白く、努力値にそれほどこだわりがなくても遊べるのが良い。

メガシンカ

私は最初、メガシンカは恒久的なもので、条件を満たせば特定のポケモンをもう1段階進化させられるものだと思っていたが、そうではなく戦闘中に一度だけ好きなタイミングでメガシンカさせることができ、バトル終了後には元に戻るという、一時的なパワーアップだった。
思ってたのと違って多少がっかりしたが、実際にプレイしたら、戦闘中のどのタイミングでメガシンカさせるかという駆け引き要素が生まれるので、この方が良かったのだろう。
普通にストーリーをプレイするだけならそうでもないが、通信対戦するにあたっては、メガシンカの導入によって戦略性が高まったので、この新要素は評価できる。

悪い点

本質的な面白さは変わらず

私は初代、金銀、ルビサファ、BW、本作とちょくちょく飛ばしながらシリーズをプレイしてきたが、近年のポケモンからは内容の進化が感じられない。
グラフィックはシリーズを追うごとに綺麗になっているが、ハードウェアの性能の進歩をグラフィックにしか使っていないのは残念。
ゲームボーイで発売された初代の未完成な部分が、ゲームボーイカラーの金銀で完成され、ポケモンというゲームとしての面白さは、ここで出来上がった。ゲームボーイアドバンスのルビサファで操作性などの快適性も完成した。それ以降のポケモンは、ただ新ポケモンの種類が増えているだけだ。DS、3DSとハードの性能が上がっても、それがゲームとしての面白さに全く生かされてない。例えば、スマブラだったらWii Uから8人対戦ができるようになった。今まではプレイヤー4人対CPU4体で戦いたいと思っても、処理速度の問題でできなかった。それが、技術の進歩で、やりたくてもできなかったことができるようになったのだ。対戦ゲームは、一度に動くキャラクターが増えれば増えるだけ面白くなる(限界はあるが)。ハードウェアが新しくなることで、ゲームとしての本質的な部分が面白くなった。ポケモンにそれがあるのだろうか。
重ねて言うがゲームとしての面白さは金銀で完成している。初代で駄目だった部分(エスパータイプが強すぎるとか)が改善され、ポケモンに道具を持たせられるようになり、戦略の幅が増えた。そして何より、四天王を倒した後で、前作のマップが新たに登場し、そこらまた8人のジムリーダーに挑戦できるという展開に、当時小学生だった私は感動した。ストーリーのボリュームで言ったら金銀が一番だろう。ゲームソフトの容量が圧倒的に上がったにもかかわらず、何故ゲームボーイカラー時代の金銀を超えるものが出てこないのか。
プレイヤーの着せ替えとか、そういうものを作る前に、他にやることがあるのではないだろうか。

タイプ相性が複雑

初代は直感的に相性が分かりやすかったが、最近のやつは例えばあくタイプにむしタイプが効果抜群とか感覚的に理解できないので覚えられない。フェアリータイプも、毒が効くのは良いとして、ハガネが効くのはどういう理屈なのだろうか。
私のようなおじさんはもうタイプ相性を覚えきれないので、戦闘中に下画面のボタンをタッチしたら何が何に強くて何に弱いか簡単な図表が表示されるようにとかしてくれないと厳しい。

ミアレシティ

やたら広くて迷う。東京駅の改札内みたい。
この街だけ2D見下ろし型マップではなく、3Dマップっぽい感じなので、目的地が探しにくい。
過去最高の巨大タウンを散策できるワクワク感よりも、行きたい場所にたどり着けないイライイラ感の方が勝ってしまう。

13番道路

風が吹いていて移動速度が下がり、しかも殆どの場所はランダムエンカウントなのに、ここはシンボルエンカウントで、ポケモンと遭遇しては逃げての繰り返しでかなりストレスが溜まる。
製作者は何を考えてこのマップを作ったのか。プレイヤーへの嫌がらせとしか感じられない。

まとめ

ゲーム全体としてはシリーズを重ねて順当に進化しているとは思うが、グラフィック面でしか驚けないのがもうどうしようもないのだろうか。
10年後のポケモンはやはり今と変わらず、図鑑が増えてグラフィックがもっと綺麗になっているだけなのだろうか。
だったらもう私はポケモンはやらない。

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