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ペパマリMIXの評価

   

駄文シリーズ第三弾。

本日レビューするのは「マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX」
ペーパーマリオが入っているがペーパーマリオシリーズ(マリオストーリー系列)ではなく、内容的にはマリオ&ルイージRPG5。
私はラストダンジョン直前のセーブデータ(プレイ時間約20時間)を手違いで消去してしまうという悲劇に見舞われたので、やり直しした際の不満点も含めて評価していく。

良い点

3人でのバトル

キャラが1人増えたことによって、戦闘の幅が広まった。
これにより、使うボタンも1つ増えるので、回避・反撃アクションが難しくなったという声もあるが、アシストをオンにすれば誰に攻撃が行くか分かるようになるし、悪いことではないと思う。
ペーパーマリオはふんばりジャンプが出来るのと、コピーの数だけハンマーを振り下ろすので、マリオとルイージよりもアクションが決めやすく、たとえアクションが失敗してもコピーがあれば本体にダメージが行かないので、強いボス相手でもペーパーマリオ1人でどうにかなることが多い。
他二人がやられていれば、自分にしか攻撃が来なくなるので、まずアクションに失敗することがなく、低レベルでもボスに勝てる。

ボス戦

分身の中から本体を探して攻撃しなかればダメージにならなかったり、二人組のボスで片方がやられるともう片方が1UPキノコで回復させるから同時に倒さなければいけなかったりと、戦闘のバリエーションが多く、やっていて楽しい。
数えていないが、恐らくボスの数は今までで最も多い。
ボス戦という点だけで評価すれば、シリーズ最高だと思う。

イージーモード

前作のようにいい加減なものではなくちゃんと調整されている。
私が最初からやり直した際には、ザコ敵無視での低レベルプレイになったが、イージーモードでちょうど通常プレイと同じくらいの難易度になった。
適正レベルでイージーモードを使うとやや簡単くらいで、温すぎるということにはならず、アクションが苦手な人に丁度いいくらいだと思う。

バトルカード

戦闘中にバトルカードで回復やバフデバフが出来るようになったので、戦略的な要素が増えた。
しかし、レベル下げる系のカードを使いすぎると、ボスが弱くなりすぎてヌルゲー化するので、バランス調整はもう少し必要だったかもしれない。
まあ、嫌なら使わなければいいので、問題ではないが。
経験値アップ系のカードで稼ぎがしやすくなった点が一番良かった。

ストーリー早送り

Rボタンでイベントが早送りできるようになった。これは便利なので評価点。
とは言え、私の感覚では早送りしてちょうどいい速さ。
2周目プレイ用に、早送りだけでなくイベントスキップまで実装してもらえると、よりありがたい。

ダッシュ

過去作にはマップ移動に使えるアクションがあったが、今作ではそういうのとは別にダッシュが出来るようになった。
これにより、広いマップでの移動もストレスなく行える。
よくぞ実装してくれた。最近のRPGではダッシュ移動ができないものが多いので、これは素晴らしい。

ブラザーアタックのバランス

例えば、マリオの4つ目のブラザーアタックは、アクションが短く簡単で、単体大ダメージプラス、中範囲攻撃。
ルイージのものは同じくアクションが短く簡単で全体中ダメージ。
一方でマリオの5つ目(最後)のブラザーアタックは、アクションが長く、エクセレントを出すのも難しく、失敗して0ダメージになる可能性も低くはないが、小範囲の特大ダメージ。
ルイージのものも同じく、アクションが長く難しいが、単体に特大ダメージプラス全体におまけダメージ。
ボス戦なのか、雑魚戦なのか、ボスならボスで敵の数や配置はどうなのか、失敗のリスクを取ってでも特大ダメージを選ぶのか、多少与えるダメージが減ってでも安定を取るのか、状況によってどのブラザーアタックを使うか選択の余地がある点は良い。
最後のブラザーアタックを取ったら、今までのは全部お払い箱とならないよう、バランスの取れた構成になっているのは評価点。

また、本作ではアタックパーツ集めでのブラザーアタック取得ではなくなったが、私としては別にどちらでも構わない。
過去作でもアタックパーツ10個まとめて貰えたりすることもあったので、だったら今作とあまり変わらない。
次回作(リメイクではなく完全新作)ではどうなるのだろうか、楽しみだ。

ランクアップ

ランクアップ自体は前からあったが、前作でランクアップボーナスが選べるようになり、今作ではランクアップの回数が増えることにより、選択できるボーナスも増えて、カスタマイズの幅が広がった。
また、前作では後何レベルでランクアップするかが分からなかったが、今作ではそれが分かるように、レベルアップ時にランクアップまでの残り必要レベル数が表示されるようになった。比較的地味な改善点ではあるが、とても良いことである。

悪い点

キノピオレスキュー(クエスト)

一番の問題点がこれ。
所々でキノピオレスキューというミニゲームが挟まれるのだが、これをこなさないとストーリーが進まないので必ずやらなければならず、そのせいでゲーム全体のテンポが損なわれている。
過去作のように数個のミニゲームがあるくらいなら良いが、本作では約30くらいやらなければいけない。
しかもそのミニゲームの内容が、隠れているキノピオを探せという、アクションが関係ない間違い探しのようなものや、RPGやアクション・アドベンチャーでよくある、守衛の目を掻い潜って進む系のものなど、面倒くさいやつも少なくなく、ストレスが溜まる。
とても二度なんかやりたくなく、特に私のように最初からやり直しの場合や、二週目プレイの人などにとっては、イライラ要素でしかない。
本作はストーリーが短めなので、水増しのためにクエストを入れたのだろうが、マジでやめて欲しい。
あるかわからないが、リメイクに期待。

ドデカクラフト

ドデカクラフト戦は面白いとは思わないが、コンセプトとまでは否定しない。
それでも一つだけ大問題なのはリズムスポットでのパワー回復。
ドデカクラフトはパワーを消費して体当たりと踏みつけで敵を倒すのが主な流れだが、そのパワーを回復するのに、リズムスポットまでもどってリズムに合わせてボタンを押さなければならない。
何故このような仕様にしたのか。
ドデカクラフトは上手に立ち回ればパワーを無駄遣いしないで勝てるというものだが、これでは無駄遣いした時のデメリットが時間がかかって面倒くさいということにしかならない。
リズムスポットにたどり着くのが難こともなければ、基本的に回復中に敵は邪魔してきたりしないので、これをやらされる意味がない。
ゲーム性に繋がっていないのだ。
ゴリ押しを防ぐためのパワー消費なのだろうが、だったらそれよりも、上手に敵を倒すとスコアが加算されて、戦闘後その点数によってボーナスアイテムがもらえるとか、他にいくらでもやりようがあるのでは。
それかせめて、回復はボタン長押しではいけないのだろうか。
リズムに合わせさせる必要性が一切感じられない。
これまたリメイクに期待。

トリオアタック

トリオアタックのアクションはどれも長く難し目でテンポが悪く、ザコ敵開幕一掃がしにくい。
私のようにやり直しをする場合もDPS(ダメージ・パー・セコンド。時間単位でのダメージ効率)が低いので、積極的に使う気になれない。
そして、最後のやつが難しすぎる。エクセレントどころか、ダメージを与えることすら困難。

ボーナスルーレット廃止

前作まであったレベルアップ時のボーナスルーレットが廃止になった。
これにより目押しで良いパラメーターを引く楽しみや、暫く上げてないパラメーターが爆上がりする楽しみがなくなった。
これががあると戦闘の難易度調整がし難くなるのかもしれないが、廃止は残念だ。

アミーボ商法

アミーボ商法自体が悪いとは言わないが、それ用のチュートリアルが入っているのが、アミーボを持ってない(そもそも旧3DSなので使えない)プレイヤーにとってはウザい。
アミーボがあるとハテナカードがキャラカードになるらしいが、キャラカードが何なのか全く分からない点も気持ち悪い。
チュートリアルがあるのだから、1枚はアミーボ無しでキャラカードをくれてもいいのではないか?

まとめ

悪い部分もあるが、それが致命傷にはなっていないので、前作よりは良かったと言える。
セーブデータが消えて、またキノピオレスキューのやり直しだとうんざりしたが、それでもやり直そうと思えたのだから、それは面白かったということだろう。
総合的に見ると、3の方が勝っているように見えるが、マリルイRPGファンの人はやってみてもいいのでは。
最初の方はつまらないが、途中(バトルカードが出てくるあたり)から良くなってくるので、そこまでは頑張ってみることをすすめたい。

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