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岡村幹雄が八王子市議選で負けた理由を考察してみる

   

素人の意見なので大した内容ではないが。

まずは後半戦全候補者の票数と得票率、当選ラインを見てみよう(前半戦はこちら)。

堀切笹美 1129 1.13% 1473
大村小太郎 1936 0.77% 2780
岡村幹雄 1738 0.83% 2893
朝倉慎之輔 798 1.03% 1510
大木慎一 514 1.08% 1333
村上利一 600 0.56% 2070
小林宏助 252 0.90% 989

大体支持率1%前後と、いつもの日本第一党だ。

続いて、前回の都議選での岡村さんの票数と得票率はこの通り。

2597 1.07%

私は都議選の結果から、「あと300票取れれば市議になれる。そのくらいなら1年街頭演説すれば増えるだろう」と甘く考えていた。
しかし、ふたを開けてみれば、増えるどころか1000近くも票が減っている。
これはどういう事だろうか。

考えられる理由としては、党首である桜井誠の応援が殆ど無かったという事だ。
都議選は候補者が岡村さんしかいなかったので、つきっきりで応援演説をすることができた。
今回は候補者が増え、党首のパワーが分散してしまったのが、敗因の一つかもしれない。結果論だが、堀切さんに全振りしてたら、一人は当選できたような気がする。
市議を出すことを最優先と考えていたのであれば、これは戦略ミスだったのではないかという批判はありそうだ。
しかし、たった一人の市議を出すために無理をして、今後歪みが生まれることを考えたら、今回の結果はこれで正しかったと、党首がそう言うのであれば、それもまた否定はできない

2つめの理由は、投票率だろう。
都民ファーストブームがあったとはいえ、都議選が52.49%に対して、今回の市議選は44.89%。
八王子の有権者数は約460000なので、都議選には行ったけど、市議選には行かなかった人が約40000人。
彼らを無党派層とするならば、全体で40000減れば数百減ってもおかしくはない。

3つめの理由は、他の受け皿の存在。
都議選は、既存の政党に不満を感じている人は、岡村さんに入れるしかなかったが、市議選では、無所属の及川さんや、NHKから国民を守る党の人がいて、そっちに票が流れた可能性がある。実際その二人は当選しているし。

4つ目の理由は、一般人の記憶力。
以前に、usjを立て直した森岡さんの本を読んだ時、以下のような事が書かれていた。
「usjの経営不振は過去の不祥事が原因との声があるが、それは違う。一般市民は一々昔の事なんか覚えちゃいない。彼らがそんなに記憶力が良いんだったら、企業はあんな頻繁にテレビCMを流さない」
私はこれを読んで確かにそうだと思った。
日本第一党支持者以外で、前回岡村さんに投票した人は、2年も経てばさっぱり忘れてしまう。
他の政党とは違う、ちゃんと正論が言える素晴らしい候補がいた事なんて、覚えていないのだ。
もし覚えていれば、あの人また出てるかもと、市議選の広報や掲示板を見て投票に行ってくれただろう。
しかし、完全に記憶から抜けていて、市議選には投票する価値がないと端から決めつけている人は、候補者に誰がいるかすら確認しない。
前回は岡村さんに入れたが、今回は岡村さんが出ていたことさえ気づかなかった有権者も一定数いると推測する。
また、何となくは覚えていて、掲示板で選挙ポスターを見たら思い出すという人も多少はいるかもしれないが、用事があって横川町方面行ったら、岡村さんだけポスターが張られてなかった。
そういう地域が他にも幾つかあったとしたら、少しばかりではあるがマイナス要因となりえる。

これらすべての理由が合わされば、1000票減るもの仕方のないことだと言えそうだ。
「仕方ないで済ますな。元々不利なのは分かっているんだ。それでも当選できるだけ頑張れ」
そう批判していいのは、候補者本人と同じくらい努力をした党員の人だけ。
少なくとも私にそんなことを言う資格は無い。

まとめとして、もしも岡村さんが100票差くらいで負けたのであれば、私は以下のような分析をした。
「政治に強い関心がない無党派層に向けて、選挙公報の公約の内、韓国との友好都市解消と、外国人地方参政権の反対は、どちらもライト層には分かり難いので、別の物に変えた方が良かったのでは。例えば、日本第一党は若者の為の政党なので、老人しか喜ばないうるさい選挙カーをやめさせますを公約にするとか。選挙カーがなくなって困るのは大政党だけで、日本第一党は殆ど影響がないし」
しかし、これだけの大差で負けると、もうそういう話ではない。
岡村さん個人の力でどうのではなく(都知事選の得票率1.74%から、岡村さんが桜井と同じくらい演説が上手くなれば軽く3000票超えで当選できるが、それを求めるのは無理がある)、市議選でも投票率が50%を超えるくらい、世の中の政治に対する関心が高まるか、日本第一党の知名度が今の倍くらいになってくれないと厳しい。
そうなるように私も頑張らねば。

という事で、最後は自分自身の反省。
このブログのアクセス解析を見ると、bingで「八王子市議選 誰に投票したらいいのか」で検索して来た人がいた。しかし、手違いにより、bingには市議選のページがインデックスされておらず、その人は都議選のページだけ見て、帰ってしまった。bingに市議選の方が表示されていたら、そっちを見て岡村さんに入れてくれたかもしれない。その一票で何が変わるわけでもないが、これは私の失敗だ。
候補者は、当選すれば皆様のおかげ、落選すれば全て自分の力不足と言うが、そんなことはない。
市議になりたくて仕方がない自民党とかのゴミ共と違って、日本第一党の候補者は「誰かがやらなければいけない。でも誰もやらない。だったら自分がやってやる!」と、尊い意志で手を挙げてくれた。
そして、多かれ少なかれ生活を犠牲にして選挙戦に臨んだ。
それで負けたら候補者の責任なのか。
このブログは政治がメインではないので、訪問者の殆どは日本第一党を知らない。
もしここのアクセス数がもっと多ければ、票を増やせた。
私も力不足だ。
自分にはブログ運営の才能がないので、3年続けても日々のヒット数は僅かなものだが、私にできることは、ネットを使った応援だけ。
無能なりにも、今後もこの形で可能な限りの努力をしていきたい。

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