高須クリニックでプチ整形して後悔してる話
たまにはインパクト重視で画像から入ってみようか。
元々一重だったのが、高須クリニックで埋没法（2点どめ）をやって、現在はこんな。
黒のラインが糸で作ったもの。
上のラインは経年で糸がたるみ、その影響でできた。
手術したのは2009年の秋だから、そろそろ10年たつが、なかなか汚い感じになってしまっている。
タイトルにある後悔は、現在の見た目に関しての物ではないが、最初の方しか読まない人の為、先にこれだけは言っておく。
これから二重プチ整形をしたいと思っているそこの君。
数年後にこうなる覚悟はあるか？
ないなら軽い気持ちで手を出すのはやめろ。
埋没法で一生物の綺麗な二重が手に入る？
そんなものは幻想だ。
手術したところで、医者が下手だと満足のいくものにはならない。
もし最初は良くても、すぐに糸の張りが弱まってラインが消えてしまうか、私のように以前よりも汚くなる可能性も存在する。
最後まで理想的な二重をキープできる人が、いったいどれだけいるのだろうか。
あなたがそうなれる保証なんてどこにもないんだ。
毎日アイプチする手間を惜しむな。
悪いことは言わない。
プチ整形はやめておけ。
たとえプチでも、失敗したら取り返しはつかないのだから。
それでも、どうしても二重整形をしたいのであれば、ちゃんと調べること。
一番有名だからとりあえず高須クリニックじゃなく、腕の良い医者を探す。
そして、10年後、20年後、30年後までを考えて、長期メンテナンス費用なども勘案した上で、最適な術法を選ぼう。
私のように深く考えず、ノリだけでプチ整形を試す、そのようなことは絶対にしてはいけない。
幸せになるための整形で、結果不幸になる。
そんな人を少しでも減らすために、この記事がより多くの人の目に届くことを私は願っている。
何故私が埋没法をやったのか
大学３年生のあたりでアイプチを使い、いつもより良い感じになることを知る。
しかし不器用な私は毎回結構時間がかかり、めんどくさい。
だったらプチ整形をしてみようかと。
本気で二重になりたいわけじゃなく、メスを入れたいとまでは全く思わないが、埋没法だったら後で戻せるし、大学生活中の悪ふざけとしてやってみたらちょっと面白いという気持ちで。
来年に控えた就活でも、多分見た目が良い方が有利かもしれないという考えもあり、就活が終わったら在学中に元に戻すつもりで、大学３年の秋（10月23日）に、高須クリニックの赤坂医院に行った。
高須クリニックへの不満点
私が何を不満に感じているのかというと、現在の状態が悪いという所ではない。
埋没法自体が長持ちするものでないことくらいは分かっており、そこに文句をつける程私はクレーマー気質ではないつもりだ。
私の不満は、高須クリニックの医者の腕の悪さと不誠実さについてである。
高須クリニックの医者は下手
高須クリニックに勤務する全ての医者が下手かどうかは知らないが、少なくとも私を担当した人は下手だった。
何故なら、手術をして作った私の二重は、たった半年も持たなかったからだ。
手術前のカウンセリングで、私の瞼は皮が長く、長期間二重を維持することは難しいという説明を受けた。
しかし私は、就活が終われば糸を取るつもりでいたので、それでもいいと思い手術を受けた。
身近に埋没法経験者がいる人は分かると思うが、術後一週間程度は瞼が腫れて、それからだんだんと落ち着ていき、綺麗な二重になっていく。
私の場合も、腫れ自体は10日もしないうちに引いたが、その後も二重の調子が一向に安定しなかった。
朝起きる度に二重のラインが変わり、日によっては三重四重になることもあった。
1～2週間に一度くらいは、ばっちり文句なしの二重になっていて、その内毎日この状態でキープできるようになるのだろうと期待したが、一月経っても二月経っても、瞼の調子は変わらなかった。
三か月、四か月と経つにつれて、下への振れ幅は小さくなっていたが、五か月目に入る頃には右目が一重になる瞬間がちょくちょく出てきた。
その頻度は次第に上がり、七か月目にはアイプチを使わなければ、右目は二重を維持できない状態になっていた。
流石に早すぎではないか？
私が満足のいく二重で過ごせた日は、合計すると50日もなかっただろう。
10万円（2点埋没法片目5万円）使ってこれは、私の期待を下回る結果だった。
高須クリニックは不誠実
腕の悪さ以上に私が気に食わないのがこの点である。
上でも軽く触れたが、改めてカウンセリング時のやり取りを述べると、以下のような感じであった。
私「埋没法をしたいんですけど」
医「君は瞼の皮が長く余っているから、やっても一生は持たないよ。多分数年で糸が弛むと思う」
私「そうですか。じゃあどうしましょうかね…」
医「時間がないから早く決めて」
私「まあ、せっかく来ましたし、再手術は２年までは無料なんですよね？どうせ来年就活終わったら糸を取るつもりなんで」
医「２年以内だったら無料です」
私「だったらやります」
一言一句そのままではないが、ほぼこのような会話であった。
そして手術から１年半後、糸を取る予約を入れようと電話したら
「再手術は無料ですが、糸を取るのは片側２万円です」
契約書は捨ててしまっているので、もしかしたら、再手術は無料でも抜糸は別料金との記述があったのかもしれない。
だとしたら悪いのは完全に私である。
再手術は無料としか書かれてない可能性もあるが今となっては分からず、いずれにせよ自分に落ち度があったことは理解しているので、被害者ぶるつもりは更々ない。
しかしだ、どう考えても先ほどの会話の中での私が言う“再手術”は、抜糸を指していることは明らかだろう。
だったら、もう一度二重を作るのは２年以内だったら無料だけど、糸を取るのは２年以内でも料金がかかると、何故言ってくれなかったのだろうか。
前もってそう教えてもらえれば、１０万だと思っていた手術費が最終的に１４万かかるのなら、私は埋没法はしなかった。
私が勘違いしているのを知りつつも、医者はキャンセルをさせないためにわざと黙っていたのではないだろうか。
そうであるならば不誠実極まりない。
そうでないならば、その程度のコミュニケーション能力しかない医者は、患者の今後の人生を大きく左右するであろう、美容整形という仕事に携わるべきではない。
再手術というものは、一度元の状態に戻して、また同じ手術を行う、つまり前の糸を取ってから、新しい糸を入れることだと私は思っていた。
糸を取る段階で中断してくれれば、抜糸も再手術の内だ。
しかし実際は、以前の糸はそのままで、もう一本新しい糸を入れるらしい。
このことは多くの人が知っている常識なのか。
患者の９割以上がそのような認識を持っているとは、到底思えない。
だったら、再手術の内容に関しても、事前に説明するべきではないか。
それをしないのは不親切で不誠実である。
そこからは患者に寄り添うというような意識が全く感じられない。
また、一般的な感覚で言ったら、どんなものでも作るより壊す方が圧倒的に簡単なので（原子炉とかは別として）、再び糸を入れるのが無料なら、抜糸も無料なのが普通ではないだろうか。
重ねて言うが、悪いのはちゃんと確認しなかった私である。
それでも、聞かれたことしか答えないで、重要なことも事前に丁寧に説明してくれないような、不誠実な医者の手術なんて、私は怖くて受けたくない。
プチ整形をして後悔している理由とは
見た目がどうこうではなく、取るつもりだったの糸が今も入っていることが、私は凄く嫌なのだ。
何故かというと、目に違和感を覚えるたびに、埋没法の糸に何か異常が起こって悪さをしているのではないかと、心配することになるからだ。
かといって、高須クリニックのいい加減な医者に追加で４万も払いたくはなかったので、現在もそのままになってしまっている、
こうなると分かっていたら、私は手術をしなかった。
もしも過去の自分に会うことができるのならば、絶対に高須クリニックに行くことをやめさせる。
私は高須クリニックで整形したことを、今物凄く後悔している。
たとえプチでも、軽い気持ちでするべきではなかった。
私は見た目以外で問題は起こっていないが、ネットで検索すれば、埋没法の糸のせいで痛みに苦しみ精神がおかしくなっている人のブログとかもあるので、これから整形を考えてる人はそういう所まで調べてほしい。
テレビで有村藍里が整形して幸せになりました的なのを見ると、あれに感化される人もいる思うが、知るべきは成功例ではなく失敗例である。
大手術だろうがプチだろうが、整形はリスクなのだ。
余計なリスクは冒すべきではない。
まとめ
自分が後悔しているので、基本的に整形はおすすめしない。
直接この件とは関係ないが、私が難病（麻酔でも消えない肩の痛み）になって思うのは、何がきっかけで体に取り返しのつかない異常（マヒや神経痛等）が起こるかは分からない。
ちょっとした手術でさえも、それが引き金になってしまう可能性だって０ではないことを考えると、たかが見た目を少し変えるだけの物にそこまでのリスクを負う価値があるのか大いに疑問だ。
一度の整形で満足のいく外見を手にし、それを一生キープしつつ、死ぬまで何の悪影響も出ない人なんて、多分滅多に存在しない。
今の私だったら、たとえ料金がタダでも、それどころか１０万円貰えるとしても、後の事を考えたら整形なんてしたくない。
私は高須クリニックに大きな不満を感じているが、高須クリニックじゃなく別の美容外科に行けばよかったという話になっていないことの意味が、これを読んでいる整形希望者の誰か一人にでも伝われば幸いである。
そして、いつか生活に余裕が出たら、せっかくだし抜糸レビューをやろうか。
値段の差が結構大きいが、どこにしようかな。
右目と左目を別の所でやって違いを比べるもの面白そうだ。
おまけ
整形前と、整形後２年経過時の運転免許証比較画像。
埋没法に興味がある方はご参考に。