橘玲の「朝日ぎらい」を読んだ感想
実家に置いてあるkindleに入ってたので読んでみたが、糞本過ぎて序盤で読むのを止めた。
一応、読んだ所までの感想を。
タイトル「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」より、私は朝日新聞がリベラルからも嫌われている的な内容なのだろうと、ではリベラルは朝日新聞が嘘ばかりつく以外のどんな理由で嫌うのか、右寄りの私にはリベラルの考えが分からないので、そこら辺について興味があり、手に取った。
しかし、最初に書かれているのは、在特会の悪口。
続いて、ネトウヨ批判。
私のように、自分はネトウヨだけど~以外の文脈でネトウヨという言葉が出てくる文章は読む価値がない物が殆どであるが、この本もその例に漏れない。
橘玲の主張によると、ネトウヨは社会の底辺にいる人で、自分がアジアで最も知能的に優秀な日本人であることにしか誇りが持てず、中国や韓国を見下すことでしかプライドが保てないが、最近、中韓が経済成長をして日本を追い越したので、その誇りすら失ってしまったため、何とか自我を保つために必死になって中韓を批判しているらしい。
では何故韓国よりもGDPが高いインドは批判されないのか疑問である。
私はネトウヨだが、日本人が知能で中韓に勝っていると思ったことなど一度もない。
それどころか、人類は皆平等で人種による知能の優劣は無く、東南アジアやアフリカが今後経済成長することにより、大学に行ける人が多くなると、その分だけ地球上に優秀な研究者が増えて、テクノロジーによる世界の安定と平和がより加速すると信じている。
また、社会の勝ち組で中韓の批判をしている人なんて、例を挙げようとするのであれば、誰にしたらいいか迷うくらい、いくらでもいる。
橘玲ら左翼が言うネトウヨとは、特亜を批判する人たちの事だが、その定義でネトウヨとされる人の大半は、底辺でもなければ中韓を意味もなく馬鹿にしたりもしていない。
勿論、社会の底辺を生きながら韓国の悪口をネットに書くとこで憂さ晴らしをしている、どうしようもない日本人が少なからずいることも事実であるが、そういう奴らは、私たちから見ても邪魔である。
なぜなら、私たちが論理的に韓国を批判すると、同じネトウヨで一括りにされて、ただ悪口を言っているような印象操作に使われてしまうからだ。
橘玲は韓国の悪口を書く人=社会の底辺と決めつけているが、韓国の悪口を書くことは社会の底辺であることの必要条件でも十分条件でもない。
この時点で読む気が失せた。
しかしまだ本題の朝日ぎらいについては、全くたどり着いていないので、もう少し頑張って読み進めてみる。
すると今度は、「外国人参政権を認めても、中国が地方自治を乗っ取ることはない。なぜなら経済的なメリットがないからだ」と、もっともらしく書かれている。
中国が乗っ取らないわけがないではないか。
この時点で私は、そんな滅茶苦茶なことが書かれている本は読む価値がないと結論付けた。
朝日ぎらいというタイトルで、朝日新聞に悪印象を持つ人を釣って、左側に誘導しようと言うのが、作者の意図だろう。
それは深読みし過ぎで、橘玲は本当に中国が乗っ取りをしないと思っているのではという意見もある。
しかしもしそうなら、分析力が致命的に足りていないという事なので、やはりそんな人の書いた本は読む価値がない。
どっちにしろ、読むだけ時間の無駄なので、私はここでやめてしまった。
橘玲がこれほど中韓の批判をする人間を嫌うのは、橘玲が在日韓国人だからではないだろうか(素性を明かしておらず、音読みしたらキツ・レイとそれっぽくなる)。
ネトウヨは何でも在日認定すると言うので、私もやってみた。