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よこはまカイロステーションの口コミ

   

難病の原因はストレートネックのせい

藤田先生の理論では、頸椎のカーブが失われると、脳幹が下に引きずられて常にダメージを受けている状態になり、様々な不調が引き起こされると主張されている。
私の肩の痛みも、ブロック注射をしても治らないのは、ダメージを受け続けた脳幹が異常になり、痛みの信号が脳で誤作動を起こしているからだと。
局所(肩)ではなく中枢(脳)に問題があるという可能性は確かにありえる。
しかし、現代医学(整形外科)では、ストレートネックを治すことはできないので、本当に頸椎と脳幹が原因でもどうしようもないから困ったものだ。
そこに現れたのがCBPカイロプラクターの田中さん。
CBPならストレートネックが治せると、実際にレントゲンで証明して見せた。
これは凄いと驚愕する藤田先生。
そして私にもカイロを勧めてきた。
以前から興味はあったが、背骨を弄る施術が危ないという話が多く、自分で良いカイロプラクターを探せる自信もなかったので保留としていた。
しかし、藤田先生が勧めるカイロプラクターなら間違いはないだろうと、私はよこはまカイロステーションでCBPカイロを受けることに決めた。
今思えば、藤田先生はあまり人を見る目が無いようなので、そのような決め方には問題があったかもしれないが。

良い点

患者の話を聞く

よこはまカイロステーションの良い所と聞かれて最初に浮かぶのは、患者に合わせて施術をしようとする田中さんの姿勢だ。
鍼灸師や整体師の中には、自分のやり方を押し付ける上から目線の奴が多い(体感7:3か8:2)。
どこに行っても治る軽症の年寄りを治して、しかしそういう年寄りは馬鹿だから「先生のおかげです~!」と感謝されて自分は偉いと勘違いしているのだろう。
難治患者の相手はそれでは務まらない。
原因不明だからこその難治であるわけで、ならばあらゆる可能性を考慮しなければならず、そのためにはより多くの情報を得るために患者と対話しなければいけないと私は思っている。
勿論、卓越した技能と知見を持っていて、患者の話など聞かなくとも問答無用で治せるのならば文句はないのだが。

田中さんは患者の意見を聞きながら揉み方や押す場所を変え、試行錯誤しつつ原因を探っていこうとしてくれる。
するとその中で患者自身も今まで知らなかった発見があったりもする。
患者の話を聞くとその分だけ余計な時間がかかりめんどくさいので、多くの施術者はこういうことをやりたがらないのだが、田中さんはそれができる。
この点を私は高く評価している。

腰痛改善に効果あり

私は20代半ばくらいから中程度の腰痛があり、普段の生活で腰の不快感を感じることが多かった。
特に長時間同じ姿勢でいなければいけない時(例えば胃腸炎で点滴など)は、かなり腰が辛かった。

それが、よこはまカイロステーションに月一で通うようになり、田中さんに教えてもらった腰の運動を毎日やることで、腰の痛みは年に数回、その時不快感も軽い物と、頻度程度共に物凄く改善した。
そして、通うのをやめてから若干腰痛がぶり返したので、私の場合、腰痛改善には高い効果があったと言えそうだ。
筋肉系の腰痛で悩んでいる近隣住民の人には、普段通いの整体院としておすすめしてもいいだろう。

悪い点

難治患者を相手にするには力不足

少々厳しい言い方になってしまうのだが、私が田中さんの治療を受けていた際、様々な面で彼の能力不足を感じた。
何より一番不味いと思ったのは、それなりの猶予が与えられているにも拘わらず、全然レントゲンが使える環境を整えられない所。
CBPカイロは治療にレントゲンが必須であるにも拘わらず、宗教に傾倒し始めた藤田先生と袂を分かってから一年くらいの間、他の医者の協力を得られずにレントゲン無しで施術を受けなければならなかった。
これを分かりやすく喩えると、ダイエットをしているのに全く体重計に乗らせてもらえないのと同等である。
途中経過を知ることができない状態で長期間何かをしなければいけないというのは、モチベーション的には非常に辛いものがある。
また、結果が伴わなければ本来早期で軌道修正すべきだが、その確認もできない。
CBPカイロを掲げるのであれば、常にレントゲンを撮れる状態にしておくのが田中さんの義務であるはずだが、一向にそれができる様子がない。
来院の度にレントゲンはまだかと聞いても、協力してくれる医者が見つからないと言い訳ばかりでヘラヘラしていて、どうにも真剣味が欠けているように思えた。
勿論、医者の協力を取り付けることがいかに困難であるかはこちらも理解はしている。
ただ、一年経ってもできませんは努力が足りないと言わざるを得ない。
レントゲンが使えない間はCBPの看板を下ろすくらいの覚悟がないなら、難治患者の治療には手を出すべきではないだろう。
まあ、今となっては藤田先生とのコラボが解消され、全国から難治患者が集まってくることもなくなったので、そこまでの覚悟は必要ないが。
とにかく、いつまで経ってもレントゲンを撮れる環境が作れず、今後も無理そうだったので、仕方なく自分一人で病院に行って撮ってきた。
本当はカイロプラクターが同席して姿勢を指示しながら撮るのが理想なのだが、それすらできない田中さんが、原因不明の症状に苦しむ多くの患者をストレートネック矯正で救う為、日本でCBPカイロを広めて自分がその第一人者になるという夢を抱くのは、能力的に些か分不相応ではないだろうか。

CBPカイロの信頼性が低い

CBPカイロをやっているの治療院は、日本ではよこはまカイロステーションだけ。
本場アメリカのCBPですら認知度が低く実績もよく分からない状況で、それを田中さんが個人で勝手に日本に持ち込んでやっているのだから(CBP学会的なものは現状CBPを日本で展開させるつもりがなく、田中さんが独自に日本でCBPを行っていることも関知していない)、施術効果の保証は無いに等しい。
定められた手順の通りにやればCBPは必ず結果が出ると田中さんは主張するが、その裏付けとされるアメリカでのデータはアメリカ人の物である。
それをアメリカ人とは骨格が違う日本人にそのまま適用して、最適な治療過程を辿ることができるのかと言うと、疑問でしかない。
実際に田中が診た患者の中で、背骨の矯正が速く進む人と中々成果の出ない人の差が生じているが、その理由については全く分からないという。
そして、そのデータがアメリカにあるのか聞いても答えられない。
私は二年弱かけてストレートネックを矯正したが、日本での施術データが殆どないので、その結果についての考察も田中さんにはできない。
たまたま私の治りが悪かったのか、特定の条件を持つ患者は治りが悪いのか、大抵の人はこの程度の成果しか得られないのか。
CBPは患者側の時間的負担が非常に大きいので、効果が不確かであるならば、とても私はこれを他の人に勧めることはできない。

まとめ

私自身は多少ではあるがCBPによってストレートネックを改善させることができた(以前書いた記事、ストレートネックを2年かけて矯正した結果を参照)。
レントゲン画像で見て違いが分かるだけの変化が出せたこと自体は快挙だろう。
現代医学では治せないと言われるストレートネックを治せたのだから。
ただ、掛けた労力に対してのリターンが満足のいくものではなかった。
やれるだけの事をやってこれならば仕方ないが、個人的な感想を言えば、田中さんに至らない点があったのではないだろうか。
田中さん自身も力不足を認めており、自分のやり方に問題があったと最後に謝罪していた。
よこはまカイロステーションは難治患者が遠くから通うだけの価値があるかと聞かれると、私は返答に困る。
中には治る人もいるだろう。
それがどの位の割合で、どれほどの時間を要するのかが全く見当がつかない。
ストレートネック治療をしたいなら、他にもっと良いカイロがあるかもしれない。
逆にここ以上に成果が出せるカイロが日本には存在しない可能性も0ではない。
私が確実に言えるは、近所で通う整体屋としては良い方だと思うので、徒歩圏内ならおすすめだという事くらいである。

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