国民審査2017で私が×をつける裁判官
別ページにしました。
前置き的なものはこちら。
全裁判官に対して、比較的分かりやすい判決を1つ挙げ、私の意見を書いていきます。
裁判官と気になった判決
小池裕
「100日の再婚禁止期間は憲法違反だが、もっと早く法律を直さなかった国は、国家賠償しなければならないということは無い」
100日の再婚禁止期間が必要だとは思わないが、離婚後100日以内に再婚したいと考えには共感できず、そういう人間が国家賠償請求したら通らないで欲しいので、この意見には賛成します。
戸倉三郎&山口厚&林景一
「一票の格差は、是正措置が取られているし、これからも更に縮めて行く方針だから、違憲ではない」
一票の格差を即0にするのは現実的に難しいし、毎回違憲訴訟を起こす弁護士も気持ち悪いので、この意見には賛成します。
菅野博之
「教員採用試験で得点操作の不正を行った職員に求償権の一部を行使しないのは違法じゃないというのは違法」
行使しない理由が分からないので、この意見には賛成します。
大谷直人
「夫婦が同じ姓を名乗らなければならないのは、憲法上問題は無い」
それが結婚というものだと思うので、この意見には賛成します。
木澤克之
「学校近くの風俗案内所を禁止する条例は、憲法で保証された営業の自由には違反しない」
自由はなるべく制限されるべきではありませんが、風俗案内所は治安にも関係すると思うので、この意見には賛成します。
賛否が分かれるであろう部分
100日以内に再婚したかったのに、違憲法律のせいでできなかった人がいるんだから、国の税金を使って保障するべきという考えの人。
一票の格差は何が何でも絶対に認められない人。
夫婦別姓に賛成の人。
自由は極力制限してはいけないと思う人。
そのような人達は、それぞれの裁判官に×をつけましょう。
特に夫婦別姓と自由の制限の話は、哲学的な問題になってくるので、どっちが正しいとは言えず、考えが割れるところだと思います。
私も今回の判決には賛成していますが、もしかしたら自分の方が間違っているのではという疑いを無くすことはできません。
まとめ
これは絶対におかしいという判断をした裁判官は、審査公報を見た限りではいなかったので、私は今回は×無しで出します。
国民審査前に、ろくでなし子の判決(女性器のアートは猥褻かどうか)が出てたら、もう少し面白い事になったかもしれませんね。
追記:投票から1週間後、誰にもバツをつけなかった事は間違いだったと気付きました。次回の国民審査で詳しく書きます。