セシルマクビーの炎上について思う事
経緯
知らない人もいると思うのでざっと説明。
2017年12月12日、テレビ東京のガイアの夜明けという番組で、以下のような内容のものが放送される。
あるアパレル下請け会社が外国人技能実習生を時給４００円・月残業１９７時間・休みは７ヶ月に１日で働かせる。
それまで働いた給料を最低賃金で計算すると、約６００万円が未払いということになる。
その分を実習生が請求すると、会社は計画的に倒産。
直後に名前だけ違う全く同じ会社を設立。
新しい会社に実習生が請求するが、一度倒産してるので法律的には支払い義務は無し。
実習生泣き寝入り。
法律的には裁けないので、悪質な下請けには仕事を回さないようにと、発注元のアパレルメーカーに要望を出す。
メーカーが「下請けのやってることに対して我が社には責任はない。テレビ東京の粗暴な取材に講義する。もし放送したらＢＰＯに申し立てをする」
と不誠実極まりない対応をする。
実習生が一切救われないまま番組終了。
放送後ネット民が下請けを株式会社クラスター、アパレルメーカーをセシルマクビーで有名な株式会社ジャパンイマジネーションと特定。
テレビで扱われたのは同社の別ブランド（私のようなおっさんは聞いたことが無い）の服だが、一番知名度の高いセシルマクビーも炎上。
悪いのは誰か？
一番悪いのは、こんな法律を作った政治家。
次に悪いのは、法律の穴をついて弱者を踏み躙るクラスター。
ジャパンイマジネーションには元々何の問題もなかった。
だから、「こんな酷いことする下請けには、今度仕事は出さない」と言えばブランドイメージも上がっただろうに、メーカーの人間も外国人労働者は使い潰していいと思っているのだろう。
これでジャパンイマジネーションも悪者になってしまった。
セシルマクビー叩きは正当か？
根本的な問題点は外国人技能実習生制度なので、その点に関してはいくらセシルマクビーを叩いても何の解決にもならない。
分かりやすい悪者に飛びついて安易に攻撃するという行為は愚かなのでやめるべきだろう。
この件において私たち国民がしなければいけない事は、ちゃんと選挙に行ってまともな政治家に票を入れることだ。
しかし、これでもし今後法律が変わったとしても、今回の実習生には関係がない。
彼女らが未払い賃金を手にするためには、クラスターの考えが変わらなければならない。
クラスターの考えを変えさせるには、アパレルメーカーに圧力をかけてもらうしかない。
アパレルメーカーに圧力をかけさせるには、不買運動が必要。
大規模な不買運動の為にセシルマクビーを炎上させる。
ここまで考えて炎上に加担するのであれば、それは正しいことではないだろうか。
とりあえず私はこの記事を書き、妹に二度とセシルマクビーの服を買わないようにと言っておいた。
まとめ
重ねて言うが、問題点は外国人技能実習生制度。
外国人を安く使いたい経団連から献金を受けている自民党のゴミ議員どもに、この糞制度を変える事はできない。
技能実習生として初めて日本に来た外国人がそこで嫌な思いをし、そのまま帰国したら、恐らく日本の事を大嫌いになり、もう二度と日本には来てくれず、一生日本を嫌いなままだろう。
本当は日本は素晴らしい国なのに、だとしたらこんなに悲しいことはない。
また、実習先から逃げて、不法就労されたら、日本の治安にとっては大きなマイナスだ。
そんな問題だらけの外国人技能実習生制度をどうにかしないといけないと主張する政党が、たった一つだけある。
日本第一党だ。
極右政党のレッテルを張られる事も多いが、公認候補の岡村幹雄氏は都議選での演説で、この制度に疑問を投げかけていた。
次の統一地方選まで、是非ともこの党の名前を覚えておいて頂きたい。
中国人・朝鮮人を叩けば、やれ差別だヘイトスピーチだと騒ぐ左翼が大勢いるが、今回の被害者は中国人だ。
なのに、ネット上では怒りの声が上がった。
私たち日本人は中国人・朝鮮人が嫌いなのではない。
日本で悪いことをする中国人・朝鮮人が嫌いなのだ。
日本で辛い目にあわされている外国人がいたら、同情し、何か出来る事は無いかと考え呼びかけてくれる、それが日本人なのである。