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読書感想文の楽な書き方(前置き)

   

そのアドバイスは誰に向けられたものなのか?

iPadでゲーム(Wizards and Wagons)をしながら「林先生が驚く初耳学!」で林修が読書感想文の書き方を話しているの聞き流していて、何だかもやもやした気分になりました。
小学生の頃から賢くて読書好きだったこの人は、きっと今までに読書感想文の宿題で困ったことなんてないでしょう。
そんな奴に読書感想文が書けなくて悩んでる子供の気持ちが理解できるのかな、と。
あのアドバイスが参考になる層ってかなり狭いと思うんですよね。
ある程度国語力のある中学生とかには意味があるかもしれませんが、多分アホな小学生には何も伝わらないです(そもそも放送時間帯的に小学生は見てない?)。
高校生にとっては当たり前の話すぎて役に立たない気がします。
少なくとも、私が高校生の時にその話を聞かされたら、そんなことは知っていると答えます。
何れにせよ、一番アドバイスが必要な小学生には嵌らないと思ったので、その代わりに、できの悪い小学生だった私が、できの悪い小学生に向けて、読書感想文を楽に書く方法を教えます。
番組を視てからこれを書き始めたせいで、読書感想文の時期を外していますが、来年の夏休み辺りに参考にしてくれる子がいたら良いんじゃないですかね(でも小学生はこのブログ読まないだろうな)。

読書ができない小学生

読書感想文の書き方の前にまず、自分がどれくらい駄目な生徒だったかを話します。
小学1年生の時、とにかく私は読書が嫌いでした。
図書の時間、最初の10分は適当に持ってきた本の同じページを眺め続け、その後はもう、図書室の隅に積まれて埃をかぶったパイプ椅子の上に座り、友達とおしゃべりの時間。
そんな私に試練が訪れたのは夏休み。
読書感想文の宿題です。
本を3冊借りて家に持ち帰り、2学期までに感想文を書かなくてはいけません。
全く読むつもりのない状態でとりあえず借りたのは、先生が薦めてた「エルマーと16ぴきのりゅう」と、表紙が何となく気に入った「黄金の脳を持つ男」あと一冊は忘れました。
シリーズ物の二作目しか借りてない辺りにやる気のなさが窺えますね。
課題は早く終わらせたいタイプなので、7月中に宿題を片付けようと、感想文に取り掛かるのですが、やはり本を読む気が一切起きません。
嫌々読み始めたところで、どう頑張っても最初の1ページすら持たないのです。
本は全部で100ページ以上。
読み切れる訳がありません。
でも宿題はやらないといけない。
どうしたらいいのか悩み抜いて、決めました。
「本を読まずに感想文を書こう!」
読みたくないなら、読まなければいいのです。
「エルマーと16ぴきのりゅう」には物語の地図が付いていたので、それだけ見て「島の名前が面白かった」等と書きました。
他の本は目次だけ読んで、そのタイトルについて「怖かった」とか「不思議だと思った」とかで済ませました。
夏休み明け、そんな感想文が問題なく通りました。
公立小学校の担任なんてちょろいもんです。
それから1年以上、私はまともに本を読んだことがありません。
最終的にちゃんと読書ができるようになったのは、小3の時です。
「ゆめのなかの殺人者」という怪談本を、人生で初めて最初から最後まで自力で読み切ったのを切っ掛けに、それ以降は普通に本が読めるようになりました。
FIN

この話をまとめると、読書感想文を苦手な生徒の中には、読書自体が苦手な子がいるんです。
そういう子は、仮に頑張って課題図書を読み終えたとしても、内容なんかまるで頭に入っていません。
面白いともつまらないとも思わない。
無感想。
無いものを書けと言われてもそれは不可能です。
だけど宿題は出さないと怒られたり居残りさせられたりするので、どうにかして指定字数を埋めなければなりません。
そのためには、内容の質なんて気にしない。
ただ字数を稼げればそれでいい。
そんな読書感想文テクニックをこれから解説します。

長くなってしまったので分割しました。
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