ＩＱ１２０の幼稚園児生活

年少

幼稚園が嫌で、平熱の高さを利用した仮病を使い始める。

年中

図工教室で
「粘土を使っておにぎりを握るように三角形を作ってください」
と言われ、やろうとするが、不器用なので全く三角にならない。
仕方が無いので、三角さえ作れればいいと思い、棒を３本作り三角形ができるように配置してから、中の空白を埋めたら
「何ふざけてるんだ！！」
と激怒される。

給食の弁当はデザインが３つ（ライオンとゾウとウサギ）あり、早い者勝ちで、男子は挙ってライオンを取りたがるが、どうせ中身は同じなのに何故そんなことに拘るのか、不思議に思う。
ライオンを取れなくてウサギになった男の子が泣いていたので、自分のゾウがウサギよりはマシと考え、交換してあげる。

年長

鼓笛隊の楽器選択時に、周りは純粋にやりたい楽器を選んでいるのに対し、自分は音階を覚える必要が無いから楽という理由で小太鼓にする。

自宅にて、アイスノンの中身が気になり、ハサミで切ったら母親に物凄く怒られる。

毎月一度、幼稚園のホールで誕生月の人全員が舞台に上がり、一人ずつ自己紹介をした後に祝福されるという催しがある。
その際、名前の代わりに当時流行ってたフレーズ（コケッコッコー、朝ですよー）を言ったら、確実に受けると思い、また、まだ誰もこの場でふざけた子がいなかったので、自分がやってやろうと実行する。
予想通り園児からは爆笑を引き起こすが、先生も笑って許してくれるとの予想は外れ、ガチギレされる。

ピコというゲーム機のソフトには大体お絵かき機能が付いているが、絵が苦手なので違う遊び方をする。
これの塗りつぶしツールは、ペイントなどは一瞬で塗りつぶしが完了するのに対し、起点から上下に少しずつ塗りつぶしが広がっていく。
なので、以下の図のような状態で、下の黒い四角上で塗りつぶしを始めると、左の曲線の方が右の直線よりも速く塗りつぶされていく（ように見える）。

これが面白いと友達に説明するが、興味を持たれない。
真中の渦巻きが同じ高さの部分は同時に塗られるところまで見て飽きる。
以後二度とピコでお絵かきはしない。

小学生に続く。

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