SNRI(サインバルタ)を2週間試してみた感想
何故サインバルタを服用しようと思ったか
私は精神系の薬には良い印象を持っていない。
効果が不明瞭な上に値段も高く、製薬会社と精神科医が儲けるために作られたのが抗鬱剤だと思っている。
では何故、今回私が抗鬱剤の一種であるSNRIを呑んでみたのか。
私は長期間、肩の痛みに苦しんでいるのだが、この前吐き気でプリンペランを服用した時、いつもより痛みの具合が悪かったような気がした。
そこで、ネットでプリンペランを調べてみると、この薬はドーパミン作用を阻害するらしい。
もしもプリンペランのせいで調子が悪いなら、逆にドーパミンが増えるSNRIを呑んだら、肩の痛みは改善する可能性がある。
中でもサインバルタは慢性腰痛や線維筋痛症にも効くとされており、副作用も比較的軽そう。
だったら一度くらいダメ元で試す価値があるのでは?
そんな感じで医者に頼んで、2週間分処方してもらった。
サインバルタ日記
1日目
薬局で在庫切れだったものが、夜に届いたので、22時に服用。
眠れない。夜中何度も目が覚める。
ベルソムラを呑んでいてここまで眠れないことは滅多にないので、サインバルタの影響だと思われる。
2日目
昼食後に服用。
口の渇き、食欲低下、胃の不快感が夜まで続く。
睡眠は普段通り。
3日目
昼食前に(朝食は食べないので胃が空の状態で)服用。
口の渇きは収まったが、胃の不快感が増し、夕食を食べれない程、食欲が無くなる。
睡眠は、寝つきは普段通りだが、中途覚醒が少し多かった。
ここまでプラスの変化は無し。
4日目
ホームパイを4枚ほど食べて、胃にある程度物がある状態で服用。
前日よりは胃の不快感、食欲共に多少回復。
睡眠は普段通り。
5日目
前日と同じように服用。
胃の不快感と食欲は前日と同じ。通常の半分くらいの量しか食事ができない。太ってる人はダイエットになるかも。
一日中ほんのりと眠い(実際に寝てしまう程ではない)。
6日目
起床後すぐに服用。
昼食は食べる気にならなかったが、夕食はコンビニ弁当、夜食はカップ麺と、胃の調子は回復傾向。
夕方から夜にかけて眠気。
これ以降、服用は起床後で固定。
7日目
副作用は大分収まってきたように思える。
痛みへの効果や、ノルアドレナリンとセロトニンが増えている実感は無い。
8日目
昨日から少々腸の調子が悪いが、多分サインバルタは関係ないだろう。
痛みは変わらず。
やる気が満ち溢れたり、心が穏やかになったりといったこともない。
9日目
4日目から昼食を食べる気が湧かず、抜いていたが、この日は食べられた。
体重を計ってみると、1㎏減。食事量が減っていたからだろう。
体重増加の副作用は、私には現れないようだ。
10日目
サインバルタを呑んでいないときと同じ体調。
今日は寒いからか結構肩が痛い。
11日目
寒い日が続き、腰が痛くなった。
慢性腰痛に効くはずだが、私の腰痛には効果ないのか。
12日目
排便時に痛み。痔だろうか。
年に数回あることなので、サインバルタの影響かは不明。
13日目
夕方から夜にかけてまた腸の調子が悪かった。
この2週間でちょっと多いな。
サインバルタのせいだろうか。
14日目
ラスト。この日の心情としては、やっと呑むのをやめられる。
多分体はこの薬を欲してない。
夜は昨日と同様に、腸に軽い痛み。
断薬1日目
悪影響は特に感じず。
いつも通りの体調。
断薬2日目
変化なし。
これ以上続けても意味がないので、ここで記録終了。
断薬10日後
腹部膨張感と言えばいいのか、食後、炭酸を飲んだ直後の胃の苦しさのようなものが、数時間続くように。食事量は通常通りだが、このような経験は初めて。
また、ふらつきも発生。程度としては軽い。立っていると辛いが、倒れる程ではない。
どちらも5日くらいで治った。
時間差があるので、断薬の影響かは不明。
まとめ
20mgスタートで、2週間でそのまま終了。
残念ながら、肩の痛みには効果がなかった。
副作用もそこそこという事で、これ以上続ける気にはならない。
しかし、慢性前立腺炎と、吐き気には効果があったように思える。
あと、私は結構日によって、やる気の振れ幅が大きいが、この2週間は下げ止まりだった。
鬱病じゃなく、生来陰気な性格の人は、SNRIを使ったところで、メンタルが上がったりはしないのだろう。
以上より、まとめとしては、SNRIは使い方が難しそうだと感じたので、これから試そうと思っている人は、有能で信頼できる精神科医の下で処方してもらう事をおすすめする。
やはり普通の薬よりはリスクが高そうに見えるので、私のように患者側からお願いして出してもらうというのはやめておいた方がいいだろう。